備忘録

主に身の回りのことの備忘録。

【Grand Circle】9/23 グランドキャニオントレイル、ラスベガス帰着

今日はいよいよレンタカーを返却する日である。
朝は日の出を見るために5時過ぎに起床し、身支度の後に5時半頃に宿を出発してGrand view pointという箇所で朝日を拝んだ。
今朝は東の空の地平線付近に雲が少しあるものの快晴。美しい朝日を見ることができた。旅の最後の朝日だったので、心身、特に心の健康と自己実現に対するモチベーションの復活をグランドキャニオンの朝日に誓った。

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続いて、宿のチェックアウトをさっくり済ませてBright Angel Lodgeに向かう。ここの裏には、Bright Angel Trailというトレッキングコースがあり、渓谷を1.5マイルほど下りることができる。
1時間くらいかけて、目的のレストポイントに到着した。そこで柿の種、ビーフジャーキーとおーいお茶を飲食し、また来た道を登り返した。

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登り返しの途中、ラバに乗って渓谷を下るツアーに参加している人たちとすれ違った。皆楽しそうにしていて、カメラを向けると表情を作ってくれた。
日本のトレイルでも言えることではあるが、北米のトレイルではすれ違う登山客がとてもフレンドリーで、目が合えば微笑んでくれるし、どこから来たのと言葉を交わすこともある。心地いいコミュニケーションだ。
9時にレストポイントから登り始め、10時半頃にBright Angel Lodgeに帰ってきた。帰り道は日が少し高くなっていて、雲のない空から降り注ぐ強い日光でグランドキャニオンに明瞭な陰影がつけられ、その険しさと巨大さがより際立っていた。
そんな景色を写真を撮ったりタイムラプスを撮影したりしつつ、登りきった。

ラバにのる女性。頭にはGoPro

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登りきった後、妻が昨日このロッジに置き忘れたノースフェースのウィンドブレーカーをlost and finding officeのドロシーさんから獲得。
マーケットプラザに移動してそこのデリで昼食をとった。昼食は、cheesy potato soup, meat ball sub, chili dogを選んだが、量が多すぎて満腹となった。

いよいよ、グランドキャニオンを出発。道端の展望ポイントをチラ見して、グランドキャニオン麓の街でガソリンを入れてからラスベガスに向かった。

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グランドキャニオンからラスベガスまでは約270マイルほど。途中、セリグマンという旧ルート66の通過点だった街に寄ったり、フーバーダムを素通りしたりしつつ、ラスベガスに着いた。

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実はラスベガスの宿だけはどうせ直前でも取れるから安くなるのを待ってから取ろうということで、本日セリグマンで観光中に予約していた。
レンタカーを返し、タクシーで宿に向かうと、そこはラブホテルを10倍巨大化させたようなお城だった。

ラブホ1000%

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宿に荷物を置き、Bellagioというホテルまで歩いて行った。そこで、8時半頃にシルクドソレイユのOというショーの9時半からの回の当日券を購入。1人120ドルが底値であり、なかなか高い。

余談だが、ラスベガスにはニューヨークをモチーフにした、その名も"NEW YORK NEW YORK"というホテルがある。Oのチケット販売員のお姉さんに、あなた方はニューヨーク出身のようだけど、"NEWYORK NEWYORK"は実際のニューヨークと似てるの?と聞かれた。

そのお姉さん、西海岸で育ち、一度も西から出たことがなく、東海岸に行ったことがないそうだ。なんだかアメリカの新しい一面を見た気がする。

日本の関西と関東のように、お互いを行き来する必要がない大都市の出身の人は国内の別の都市のことを異国であるかのように夢想しているのだろう。

そういえば昨日グランドキャニオンのバスの中で京都からきたと思われる女の子が、友達に東京観光をしたことがあるかという話をしていた。関西の人が東京に抱くイメージは、もしかしたらラスベガスの人がニューヨークに抱くイメージに近いものがあるのかもしれない。

いずれにせよ、アメリカ人、世界中の人にとって、ニューヨークは夢の大都会なのかもしれない。

NEWYORK NEWYORKはこんなホテル。部屋どれだよおい。

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Oの会場はこのホテル内にあるので、同ホテルにあるビュッフェレストランで1人40ドルのビュッフェをお腹がパンパンになるまで食べて、シルクドソレイユを鑑賞した。ビュッフェにお寿司があったのは意外だったが、ステーキやカニなど、どれもそこそこ美味しかった。

Oは水をテーマにしていて、曲芸をするステージの下がプールになっている。空中ブランコなんかで宙を舞った演者さんたちはそのままプールに飛び込む演出ができる。
体操のような無酸素運動をしたあとにそのままプールに飛び込んで無酸素を継続するのは相当しんどかろうなと思う。

ちなみに、アメリカのエンターテイメントにありがちな終盤の盛り上がりからのスタンディングオベーションはなく、さっぱりとしたエンディングだったのがアメリカのショーに慣れた身には新鮮だった。

Oを見終えてから、同じホテルの正面にある池で15分に一度やっている噴水のショーを11時過ぎから見学。砂漠の真ん中にあるラスベガスで大量の水を使ったイベントを催すのは富の顕示なのだろうか。

 

シルクドソレイユ。左で誰かも同じような写真を撮ろうとしてますな。 

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Bellagioと噴水のショー

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すべてのショーを見終え、cvs pharmacyでバドワイザーを買って飲みながら帰り、部屋についてからは翌日の準備をすることもなくすぐに休んだ。

【Grand Circle】9/22 グランドキャニオン

5時半頃目覚め、特にシャワーも浴びぬままにまずは日の出を見にMather pointという展望ポイントに向かった。日の出は現地時間の6時過ぎ。天気予報は雨だったが、東の空の雲の切れ間から綺麗な朝日と朝焼けを見ることができた。

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 続いてYavapai pointに移動。ここでも朝日に照らされたグランドキャニオンを見るつもりだったが、雲に覆われてしまったので退散した。

今日は天気予報がサンダーストームだったので、予定していたトレッキングは中止し、ビジターセンターやミュージアムなどの施設と、グランドキャニオンにいくつも点在している展望ポイントを巡ることとしていたのだった。

 Yavapai pointに続いて、ウエストリムの展望ポイントへ行こうとしたものの、道が封鎖されて通れなくなっていた。後でホテルの人に聞いたところ、そこはシャトルバスしか通行できないようになっているということだ。仕方ないので、ウエストリムは日の入を見計らって夕方に行くことにして、一度宿に戻った。

 
宿で朝ごはんにオムレツ、トースト、ソーセージのコンチネンタルブレックファーストを食べ、部屋に戻って10時半まで仮眠を取った。起きてすぐにシャワーを浴びて11時にチェックアウトした。
 
そこからは以下の順番で淡々とスポットを巡った。
・Visitor center

どこの国立公園にもある観光案内所。お土産屋さんの見学と、グランドキャニオンにまつわる歴史のビデオ映画を鑑賞した。

・Yavapai geology museum

ビジターセンターのすぐ裏手にある小さな博物館。グランドキャニオンが地学的にどのように重要かが開設されていたようだが、ちゃんと見学しなかった。

・Lipan point

ここからはグランドキャニオンが特に美しく見えるという。ちょうど晴れ間が射して、とても綺麗だったが、今日は風が強かった。

・Moran point

ここからの景色は確かに素晴らしいが、それはグランドキャニオンのポテンシャルが高いためにどこから見ても綺麗だからなのではないかとも思った。

・Grand view point

渓谷がとても近くに見えて、迫力のある展望ポイントだった。明日はここに朝日を見に来ようと考えている。

・Yavapai point

本日2回目の訪問。今日はサンダーストームの予報だったものが曇り時々晴れになってテンションが上がり、またしても通り道だったので寄ってしまった。

※どのポイントから撮った写真がどれなのか一切分からなくなったため、以下にまとめて貼り付けることとしたい。

 

谷と虹

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グランドキャニオンを削ったコロラド川

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多分コンドルと多分谷

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以上のキャニオン鑑賞を終えてから、Market plazaに移動した。ここはグランドキャニオンのビレッジにあるスーパーマーケットで、お土産、トレッキング用品、食品からデリまで、とにかくなんでもそろう。僕らはここでピザとシーザーサラダを買った後に、すぐ向かいにあるYavapai lodgeにチェックインした。前日の宿と同じく、ここも国立公園内のロッジだ。


ロッジの部屋は天井が高くて解放感があった。天井にはよくリゾートホテルで見るプロペラ的なものがついていた。

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部屋で軽食をとってから日の入を見るために出発。
前日宿泊したBright angel lodgeに車を止めて無料シャトルバスでHopi pointへ。そこで夕陽を見た。風が強くて寒かったが、夕陽を浴びたグランドキャニオンは元の赤色がさらにオレンジがかり、陽の当たる箇所と当たらない箇所のコントラストが美しい。 f:id:ryota8803:20161023053623j:plain


夕陽を見終えたら、バスと車を乗り継いでまた宿に戻り、マーケットプラザでビールとワインと、ビーフジャーキーとパストラミサンドイッチとアイスクリームを買って夕飯代わりに食べた。
 
明日はまた日の出を見るので早寝早起きしないといけない。

【Grand Circle】9/21 アンテロープキャニオン、そしてグランドキャニオンへ

朝は8時半まで寝ているつもりだったが、宿の廊下に響くけたたましい中国語やバイクのエンジン音で少し早めに目が覚めてしまった。

 

ホテルで朝食にベーグルを食べて、まずはHorseshoe Bendという、崖の間を川が馬の蹄型にカーブしている場所を見に行った。柵もないところに大勢の観光客がいるのはとてもスリリングだ。

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続いて少し道に迷いながらもアンテロープキャニオンのツアーの集合場所に到着した。
余談だが、今回の車には、ハーツが提供してくれるNever lostというカーナビが付いているのだが、今朝のナビゲーションも数マイルしか離れていない地点に行くために謎の大迂回をさせようとしてくるため、しばしば道に迷いそうになる。ハーツには、Yes lostに名前を変えることをオススメしたい。

 

アンテロープキャニオンは普段は枯れている川に時折流れる鉄砲水によって削られた狭い渓谷で、いくつもの曲線を組み合わせた複雑な造形をした谷であり、その谷を歩いてみてまわることができる。
まずは川の上流にあるアッパーアンテロープキャニオンのツアーに参加した。
12時に招集がかかり、バンピーなオフロードを、トラックの荷台に載せた観光客を弾ませながら10分ほど進み、アッパーアンテロープキャニオンに辿り着く。そこから1時間ほどかけ、歩いて谷を見学する。光の差し込み方で、岩の色が赤からオレンジへと変わり、写真好きの心をくすぐるスポットだなと感じた。
このツアーも、モニュメントバレーと同じく、ナバホ族の青年と思われる人が案内してくれた。彼は僅かなの日本語の単語とおそらくアンテロープキャニオンに特化していると思われる高度な写真撮影技術を有していた。

こんな風に写真を撮りながら歩く。

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モニュメントバレーのサンセットに見えるという写真をガイド君が撮ってくれる。

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続いて2時前には下流にあるロウアーアンテロープキャニオンに移動、こちらでも、今度は歩いて行くことのできるツアーに参加した。こちらも陽気なナバホ族(推測)の青年が高度な写真撮影技術で僕たちを楽しませてくれた。

ガイド君の作品1 ジョーズ

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ガイドくんの作品2 髪を風になびかせる女性

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ロウアーサイドはツアー客がとても多く、僕らのツアーはボストンから来た女性2名と、それぞれバーレーン、フランス、スロバキアから来たカップルの10名だったが、前方には中国人の大群、後方には韓国人の軍団が押し寄せてきていた。

今回の旅で感じるが、やはりアメリカの国立公園といえど、中国人はどこにでもたくさんいる。とはいえ、世界的にも有名な観光地なだけあり、イギリスやドイツといった、ヨーロッパから来ている人もとても多い。

 

3時半にツアーが終了し、一度Pageに戻ってメキシカンレストランでケサディア、ナチョス、Taquitosを食べてグランドキャニオンに向けて出発した。

 

量多すぎて胸焼けしたよ

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グランドキャニオンまでは120マイルほど。途中グランドキャニオンの展望所に少し寄ったりしつつ、トータルで2時間半かけて、本日の宿であるBright Angel lodgeに着いた。ここは国立公園内の宿なのだが、園内のホテルはなかなか取りづらいというのが一般的な中で、幸運にも泊まることができた。

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僕は夕方に食べたメキシカンで胸焼けしていたので、宿のバーでビールを2杯とズッキーニとマッシュルームのフライ、ホットドッグを二口くらいずつ食べ、部屋に戻り就寝した。

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【Grand Circle】9/20 1日のうちに長い距離を移動し、色々な活動を詰め込みすぎると、自分が直前まで何をしていたかわからなくなってしまう

今日はとにかく移動が多く、長い1日となった。

1日のうちに長い距離を移動し、色々な活動を詰め込みすぎると、自分が直前まで何をしていたかわからなくなってしまうものだと知った。

 

まず朝5時に起床し、Moabの街から40マイルほど移動し、キャニオンランズ国立公園にあるメサアーチに着いた。ここは朝日を見るのにいいポイントなのだが、曇り空と大量の中国人観光客により、それは阻まれた。やむなく、グランドビューポイントという地点に移動し、侵食された渓谷を見下ろしながら昨日もらったチーズケーキを食べた。

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阻む曇り空と中国人

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Grand View Point

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その次に、キャニオンランズ国立公園のすぐ隣にあるDead horse point州立公園に行き、これまた渓谷をチラ見した。入園料が10ドルした割には本当にチラ見だった。

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そして、次の国立公園へと移動。途中でロードサイドに無数にあるSubwayのうちの一つで、スパイシーイタリアンサンドイッチを食べる。
約160マイルの道を経て、メサベルデ国立公園に着いた。ここは世界遺産で、アメリカの先住民が岸壁に残した住居を遠巻きに見学することが出来た。この間の移動は、あまりの眠さに朝メサアーチまでの運転で朦朧としていた僕は睡眠休憩をとり、妻が運転してくれた。

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メサベルデから、今度はFour corners monumentという、アメリカで唯一四つの州が互いに隣接し合うポイントに向けて70マイルほど移動した。隣接しているのは、コロラド州ユタ州ニューメキシコ州、アリゾナ州だった。
ここでは、数十枚もの写真を撮影しているドイツ人らしき人々を目撃した。なぜここまで情熱と時間を傾けるのか不明。

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そうです。こいつらです。彼らが立っているのが、4州が隣接する地点。

 

そして本日の最終イベント(最終目的地ではない)、モニュメントバレーに向けて移動を開始した。モニュメントバレーまでは70マイルほど。小雨の中時速90マイルでかっ飛ばして19時前に到着した。
モニュメントバレーには地理で習ったメサやビュートと呼ばれる岩の柱がいくつもそびえている。これを下から見学する80ドルのツアーに参加。スティーブンくんというナバホ族の青年がオフロード用の4WD車で案内してくれた。モニュメントバレーは様々な映画のロケ地に使われており、Back to the Future part3にも出てきているそうだ。
このスティーブンくん、普段からツアーガイドをしているからだろうが、写真を撮るのが抜群に上手だった。

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30分程度でモニュメントバレーの主要なメサを見学したのち、ビジターセンターでSPF15のリップクリームを購入し、Pageという街まで移動を開始した。

Kayentaという、モニュメントバレーから20マイルほど進んだ先にある小さい集落でガソリンとバーガーキングのワッパーとポテトを補給して、そこからさらに120マイルほど、街灯のない雨の夜道を妻は時速60マイルで突っ走り、Pageの街に2時間半程かけて到着した。現地時間は10時半になっていた。


街灯があって、ロードサイドに人の暮らしが少しでも垣間見えることでここまで安心感を得られるものかというくらい、2時間半の夜道のドライブは心細かった。

チェックインして日記を書いているうちに寝落ちした。

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【Grand Circle】9/19 日の出、キャピトルリーフ国立公園、ゴブリンバレー州立公園、アーチーズ国立公園

今日は日の出を見る。
朝は5時に起き、支度をしてブライスキャニオンのInspiration pointに車で向かった。ここは昨日も来た通り、眼下にブライスキャニオンの代名詞とも言える岩の尖塔が見えるだけでなく、東から昇ってくる朝日を拝むことができる。


日の出は7:14。inspiration pointで星の写真撮影に挑戦したりしながら1時間くらい日の出を待つと、正面から日が昇ってきた。僕は夕日よりも朝日に照らされた山の方が、希望に満ちた印象を与えてくれて好きだ。

 

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続いてナチュラルブリッジをチラ見して、ブライスキャニオンを出発した。

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次に向かうのはキャピトルリーフ国立公園。3時間ほどで到着した。

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ここでは、モルモン教徒が運営してる果樹園で取れた果物を使ったフルーツパイとストロベリーアイスを食べ、先住民が描いた岩絵をチラッと鑑賞。とにかく乾燥かつ日差しが強くて早々に退散。

こんなお店で売ってるパイ。

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パイはフルーツがごろごろ入っていて、とても贅沢。

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人のような絵が右のほうに、中央には鹿のような絵が。

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キャピトルリーフの滞在はごくごく短時間で、すぐにアーチーズ国立公園に移動を開始した。アーチーズまでの道も本当に真っ直ぐだった。

 

途中、ゴブリンバレー州立公園にも立ち寄った。ここは岩が侵食されてゴブリンのような形になり、そのゴブリンが無数に立ち並んでいる場所だ。岩が可愛いと感じたのは初めての経験で、国立公園ではないものの立ち寄ってよかった。ゴブリンバット!アッー!!と叫びながらゴブリンバレーを去った。

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最後に到達したアーチーズ国立公園は、アメリカの国立公園の中でも人気のスポットらしい。

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実際に行ってみると、奇岩の宝庫だった。ゴシップロック、シープロック、バランスロック、ノースウィンドウ、そしてデリケートアーチという、名前が付けられた奇岩たちを見てまわった。

バランスロック

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その中でも特に印象的だったのはデリートアーチで、ここは日の入りを目指し、1時間程度のトレイルを歩く。
苦労してたどり着いた先で見た岩のアーチと夕陽はたいそう美しかったが、たくさんの観光客と横暴な中国人観光客がいざこざを起こして殺伐とした空気が流れていたのが残念だった。

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完全に日が落ちるまでデリケートアーチを見た後は、車に戻り、少しだけ星空を楽しんだ後、ホテルにチェックイン。


10時半にデニーズに入りミートボールスパゲッティーとホットサンドを注文するも、出てきたのはほぼ1時間後。店員さんが、遅くなってしまったのでデザートをサービスしてくれるとのこと。11時半から夕飯を食べて、チーズケーキをお土産として頂戴し、ホテルに帰って寝た。

【Grand Circle】9/18 ブライスキャニオン国立公園へ

朝はゆっくり8時半の起床。シャワーを浴びたのち朝食。ロッジには朝食が付いていて、レーズンベーグルとコーヒーとオレンジジュースを摂取。

 

車でザイオンビジターセンターに移動し、そこからシャトルバスで10分ほどかけてCourt of patriarchsに移動した。ここのバス停のすぐ裏手にある展望ポイントから三つの岩峰が並ぶ姿をチラッと眺め、再びビジターセンターに戻る。

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12時頃に再び車に乗り、ザイオン国立公園の中を抜けてブライスキャニオンへと向かう。ザイオン国立公園の中のドライブもまたとんでもない景色だった。

ほとんど360度を褐色の岩山とまばらに生える緑の木々に囲まれ、そのなかを縫うように進み、時には岩山に開けられたトンネルを抜け、ビッグホーンシープなどに遭遇しながら公園を脱出した。

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そこから1時間半ほど進んだ先にブライスキャニオン国立公園はある。ブライスキャニオンは、無数の赤い岩の尖塔を眼下に見下ろすことが出来ることが特徴だ。
まずは本日泊まるモーテルにチェックインを済ませ、シャトルバスステーションに移動。
そこに車を置き、シャトルバスでInspiration pointに向かった。そこからはブライスキャニオンの代表的景観である岩の尖塔を見下ろすことができる。

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続いて、トレイルを少し移動し、Sunset pointに着き、Navajo loop trailを歩いた。ナバホループトレイルは、まさに先ほど見下ろした岩の間を歩いて下まで降りて巡るルートである。細長かったり先の方だけが太くなったりしている岩の柱は見応え十分。同じタイミングで来ていた日本人ツアーの皆さんもとても盛り上がっているようだった。

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ナバホループトレイルを終え、夕日に照らされるブライスキャニオンを鑑賞してからモーテルに戻った。

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モーテルのフロントも兼ねているステーキレストランで、CutthroatとHoo dooという地元のビールと、ハンバーグステーキ、トラウトを蒸したものを食べた。

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明日は日の出を見るため、早々に準備して寝た。

【Grand Circle】9/17 ラスベガス到着、ザイオン国立公園へ

4時半に起床。シャワーがバスルームの天井に垂直に取り付けられているタイプで、水圧も弱く、雨に降られているかのようなシャワーを浴びた。5時20分にホテルのロビーに降りて行った。

5時半のシャトルバスでカルガリー国際空港に移動し、エアカナダのチェックインをすませる。
カナダからアメリカの入国は、全てカナダ国内で完了する。今日はラスベガスへの移動。カルガリーの空港でパスポートに入国のスタンプを押してもらい、飛行機に乗り込んだ。

機内で飲んだCANADA DRYのジンジャーエールにはフランス語表記がされていて、改めてカナダは英語と仏語が使われているのだなと思った。

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2時間のフライトを経て、ラスベガスには現地の8時半頃に到着。

 

 空港着いた瞬間スロットあって草

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ラスベガスには、レンタカーセンターという施設があり、空港からシャトルバスで5分くらいの場所に主要なレンタカー会社が集結している。
僕らはハーツレンタカーの会員であり、あらかじめ車を予約してあったのだが、ここからがスムーズすぎて感動した。レンタカーセンターに到着する前に、あらかじめ携帯にメールで、あなたの車は駐車場の何番に停車してありますと連絡がある。ハーツの会員は窓口で手続きをすることなく、直接車まで向かい、車と車内に置いてある鍵を手に入れる。そしてもう出発できるのだ。
駐車場の入り口には電光掲示板があり、そこにも予約名と停車場所の番号が表示されているので迷うこともない。

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こうして便利に車を借りたのち、電化製品屋さんで一昨々日、壊れてしまったコンパクトデジカメの代替機を購入し、そのすぐ横にあるアジアンスーパーマーケットでちょっとした中華のデリのようなランチを食べた。中華風ちまき(sticky rice with lotus leaf)がおいしかった。

野暮用と食事を済ませ、ようやくザイオン国立公園へと向かった。


距離にして160マイル。完全なる荒野の真っ只中を時速75マイルで突っ走るのはなんとも言えない爽快感とここでガス欠になったら死ぬという緊張感があるものだった。

 

ザイオン国立公園は誤解を恐れずに例えるならば、ビッグサンダーマウンテンだった。ビッグサンダーマウンテンの山が左右に無数に聳えている。

正直言って、僕はアメリカの国立公園を舐めていた。赤く切り立った崖に、緑の木々がまばらに生えていて、空は真っ青で、その景色に圧倒された。アメリカの国立公園のスケールの大きさの洗礼を受けたような気分だった。

 

ザイオン国立公園すげー

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気候は極めて乾燥しているが、川が谷の合間を流れているために、緑も豊かなのがザイオンの特徴のようだ。

 

ホテルからシャトルバスでザイオンビジターセンターに移動し、そこからバスで40分程度進み、Temple of Sinawavaという奥地まで移動した。ここからさらに30分程度River side walkというトレイルを歩くとNarrowsという川に着く。
ここは沢登りができる場所だ。
汚れてもいい靴を履き、往復1時間程沢歩きをした。川の水は冷たく、深さは浅いところでくるぶしくらい、深いところでは膝くらいまであった。

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沢歩きを終えて濡れた足のまま来た道を引き返し、ホテルまで戻った。帰りのバスで、乗り合わせた人たちがどんどん会話の輪を広げていき、しまいにはバスの運転手まで会話に混ざり始めた。このフレンドリーさはアメリカの良さだよなと改めて感じた。
帰りにガソリンスタンドでビールとチップスを購入。

 

近くのレストランで、BBQ chicken、BBQ salad、Teriyaki burgerを食べて、部屋に戻って先日撮ったクマの動画を見つつビールを飲んだ。

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ふと携帯を見ると、ニューヨークで爆発との情報。みんなに心配してもらった。ビールを飲み終えてからは、眠すぎて日記を書きながら寝落ちした。