備忘録

主に身の回りのことの備忘録。

【Cancun, Havana】1/29 ハバナ到着

この日の朝、カンクンどんよりとした曇り空だった。昨日は日が暮れてから部屋に着いたために暗くて見えなかったが、部屋からはカンクンのラグーンが見えた。
カンクンのホテルゾーンはサンゴ礁でできたと思われる細長い道の上に立っており、ユカタン半島との間にラグーンを形成している。高級ホテルは大体オーシャンビューの部屋を用意しているのだが、このホテルはラグーンビューの部屋を用意している。
 
しかし部屋から見えた外の天気は悪く、ラグーンは薄緑色に濁り、強めの風が吹いていた。

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ホテルのシャワーのお湯を出すとき、つまみの表示がCとFとなっていたため、Cがコールドだと確信してFに合わせて水を出していたのだけど、実際にはFはスペイン語のフリオ(冷たい)のことを指していたため、いつまでも冷たい水が出てきて戸惑った。
 
ホテルをチェックアウトし、タクシーを呼んでもらって空港に向かった。タクシーはオンボロのマニュアル車。メキシコの車は古い車が多いのかもしれない。
30分くらいで空港に到着した。
 
空港に到着するとおっさんがいきなり話しかけてきて、「Havana, Cuba? I can give you tourist card」と言ってツーリストカードを一枚20米ドル売ってくれた。
実はキューバに入国するためにはビザの代わりにツーリストカードというものを用意しなくてはならず、それを事前に手配することができなかったために、当日カンクンの空港でなんとか手に入れようと考えていた。
 
これがこの旅唯一の不安だったのだが、結果、ツーリストカード(を持ったおっさん)の方から話しかけてくれるという極めて簡単な解決を得た。値段も相場で聞いていたものと同じだった。カンクンの人にとってはキューバへの渡航は全く珍しいものではないのだと感じられた。
 
ニューヨークの空港からも直行便が飛ぶようになってはいるものの、アメリカから純粋な旅行目的での渡航はまだ許可されていないため、キューバ渡航するということを大きな声では言いづらいような躊躇いがあったが、カンクンでのキューバ旅行者の捌きは慣れたものだった。
 
カンクン国際空港のターミナル2は広くて新しい。チェックインしたあと、Guacamole grillというレストランでブランチにGuacamoleとメキシカンバーガーを食べ、飛行機に乗り込んだ。

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飛行機では今回も離陸からドリンクサービスが来るまで眠ってしまった。
コーラを一杯もらい飲み終えたくらいのタイミングで着陸準備のアナウンスが入った。それくらい、カンクンキューバは近い。
 
ハバナに着いたのは13時だった。荷物をピックアップして、宿のお迎えの人と出会い、キューバ兌換通過(CUC)に両替してるうちに15時半になってしまった。
そこから30分くらい車に乗って、宿まで移動する。
両替所の長蛇の列。米ドルからCUCへの両替は10%の手数料を取られる。

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ハバナに着いてまず感激したのは、噂通りアメリカのクラシックカーが未だに走っていることだ。車に詳しくない人でも、鮮やかな色使いのクラシックカーはアメリカの1950年代という印象を受けるに違いない。
新しい車で走っているのは、プジョーヒュンダイくらいで、あとはクラシックカーばかり走っていた。
 
空港に着いてすぐ見つけたシボレー

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宿に着いて、オビスポ通りや、ヘミングウェイが好んで利用したというバーやホテルを見学した。
ヘミングウェイゆかりのお店は本当に多くの観光客が訪れていた。
 
泊まった部屋

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ヘミングウェイが泊まっていたHotel Ambos Mundos

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ヘミングウェイが好んだバー Floridita
ここでヘミングウェイダイキリを飲んでいた

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ヘミングウェイが好んだバー La Bodeguida del Medio
ここでヘミングウェイはモヒートを飲んでいた

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オビスポ通りで打っていたカストロTシャツ

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今回泊まっている宿はハバナの旧市街という地域で、スペインに征服されていた頃の街がそのまま残っているところで、旧市街を歩いていると、まるでヨーロッパを歩いているような気分になる。
一方で、レストランからは明るいキューバ音楽の演奏が聞こえてくるため、ここはカリブ海の島なんだということを思い出す。
これがキューバが独特たる所以なのかもしれない。
街中には野良犬や野良猫もたくさんいる。これもまた欧米ではなかなか見かけないことかなと感じた。

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豪華客船も寄航する。カリブ海クルーズ船。

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夕飯にレストランでキューバ料理の豚肉の何かとシーフードの何かとモヒートをいただき、宿に戻った。
こうして見るとあまりおいしそうではない

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戻った宿の部屋はメインの電気がつかず、卓上ライトとお風呂場の照明だけの暗い中で寝支度をして就寝した。
これもキューバならではの出来事かもしれない。