備忘録

主に身の回りのことの備忘録。

【Cancun】1/28 プロローグ、メキシコドライブ、トゥルム遺跡

1/27、9時に仕事を終え、散々迷った末に予定されていたカラオケパーティに出席した。


11時過ぎまでカラオケに参加した後、家に帰り以下の作業に取り組んだ。
・パッキング
・冷蔵庫の余った果物をミキサーにかけてフルーツジュースを作って飲む
・GoProの操作確認

その結果AM3時になってしまった。
翌日のフライトは7時50分発のため、5時には家を出なくてはいけない。
久しぶりに睡眠時間が短い旅行のスタートになったが、旅行前の高揚感を無意味に増幅させる点で、睡眠不足は悪くない。

 

今回の行き先はメキシコのカンクンキューバハバナというところ。
カンクンはメキシコのユカタン半島の先っぽにあるリゾート地で、北米からたくさんの観光客が押し寄せてくる土地だ。また、ビーチリゾートとしてだけではなく、マヤ文明の遺跡が観光地化されており、その中には世界遺産に指定されているものもある。

一方でキューバは、アメリカとの国交断絶により、1950年代の米国の様子を今に残している国だと言われている。社会主義のタイムカプセルのような国なのだが、昨年のアメリカとの国交回復により、今後はアメリカ資本が流入してくると言われている。

カンクンキューバはとても地理的に近いため、1週間休暇を取得し、リゾート気分とキューバの独特な雰囲気を味わうことにしている。

 

7:30頃に無事に飛行機に乗り込み、12:05のカンクン着陸までずっと寝ていた。機内サービスも無視して4時間の睡眠を確保したのは、後述の今日の行程のためだった。

 

メキシコの入国審査はとてもスムーズだった。飛行機の中でイミグレーションと税関の書類を記入しておき、それを入国審査官に提示して、何日滞在するかなどといった簡単な質問に答えておしまい。
イミグレーションカードの半券みたいなものを渡されて、それを滞在中は持っていなくてはいけないようだ。

税関は独特で、旅行者が通過する際に押すボタンが設置されている。
このボタンを押してグリーンのランプがつけばお咎めなし。レッドのランプが点くと別室に連れていかれ、中身を隅々までチェックされることになるそうだ。
ボタンが赤く点くのか緑に点くのか、その判断基準がよくわからないのだが、僕らはグリーンと判定されたのですぐに空港から外に出ることができた。

 

着いたときのカンクンの天気は快晴。
この日はAMERICA car rentalという無名のレンタカー会社で車を借りる予約をしてあったため、空港の前のロータリーのような場所でレンタカーオフィスまでの送迎車に乗り込んだ。

レンタカーオフィスでこの旅初めて、メキシコ人の事務応対に触れたが、彼らはとても親切だが詰めが甘いというか、適当だった。
ナビを付けない代わりに地図を渡すと言ってくれたのにこっちから催促するまで忘れていたり、どこにレンタカーを返却すればいいかも自分の会社のことのくせによくわかっていなかったりという状態だったが、まあいい奴らなので許す!という気分にさせてくれる人たちであった。

借りた車はフォルクスワーゲンのGol。とても古臭い車で、ナビどころかラジオすら付いていなかった。

一応AT車ではあったものの、ギア変換時に露骨にエンジンブレーキがかかるような状態で、クリープ現象も全くなく、停車時もパーキングではなくニュートラルにしてサイドブレーキを引くような、レトロな車だったが、それがかえって途上国感を演出していて面白かった。

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150km弱の直線を走り、トゥルム遺跡というところまで来た。この運転のために、睡眠不足を飛行機内で解消しておく必要があった。

 

海沿いのため、まっすぐな海外線を150km走る。ただし、海は見えない。

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トゥルム遺跡カリブ海のビーチ沿いにあるマヤ文明の遺跡である。到着したのが16時過ぎで、クローズが17時だったためあまりゆっくり観光できなかったが、カリビアンブルーの海と遺跡の組み合わせは確かに綺麗だった。

遺跡沿いにビーチがあり、そこで海水浴に興じる人や、遺跡の近くにはお土産屋さんやバーなどもあり、そこでお酒を飲んでいる人もたくさんいた。

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僕らは遺跡を見学した後、バーでココナッツジュースとパイナップルジュースをいただき、再び車でカンクンのホテルゾーンという地区のレンタカー返却場所まで移動した。

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返却場所のメキシコ人のお兄さんはとても親切だった。
返却時にガソリンを入れるのを忘れてしまったのだが、彼は困りながらも、僕らを宿泊先のホテルまで送るついでにガソリンスタンドに立ち寄って自ら給油することにしてくれたのだ。
もちろんガソリン代は僕らが支払うが、ホテルまでタクシーを拾う必要がなくなって大助かりだった。

ホテルに着いたのは21時。
チェックインを済ませ、併設の屋外レストランでタコスとエンチラーダを食べ、Piña Coladaというカクテルを飲み、部屋に戻って泥のように眠った。

 

Shrimp Tacos

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Piña Colada

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走り初め

今日、12/10/2016ぶりに走りに行った。

外の気温は-7℃だったけれども、天気は悪くなく、昨日降った雪が残るセントラルパークを走ることができた。

 

2015年の11月に膝を痛めて以来、痛くて走れたり走れなかったりを繰り返しているうちに体力が低下してしまい、いいペースで走れなくなったことでランニングの気持ち良さを失い、走るのが億劫になっているここ数ヶ月だったけれども、今年の6月にJP Morgan Corporation Challengeというセントラルパークを走る大会に出場することを見据えてちょっとずつ走力を復活させないといけない。

そこで、今年は定期的に走りに行って体力復活を計りたいと思っていたのである。

 

今日は走り初め。

ここ数ヶ月は、30分jogもまともに走りきることができないくらいまで体力が低下していたため、走力復活のための基礎を作らないといけない。

しかしあまり調子が良くない時に走るのはあまり楽しくない。

 

そこで、

・セントラルパークまでの道は歩いて体を温める

・セントラルパークに着いたらしっかり体操で体をほぐす

・とりあえず20分jogはする

・20分jogの途中は歩いていい

・最後に少し強度高めの流しを入れる

というプランを立てた。

気楽にできる運動で心地よい疲労感を得ようという作戦だ。

 

12:30頃に家を出発。すでに陽は高いのだけど、吸い込む空気がとても冷たい。ネックウォーマーで口を覆い、ニット帽で耳を覆い、目だけが外に出てる状態で挑んだ。

 

まず、セントラルパークまでのウォークと体操で順調に体がほぐれた。

20分jogは、最初の10分は緩めに走り、その後5分歩き、そして少しペースを上げて5分走ることで終えた。

汗がいい具合に出てきて、暑くなったので口を覆っていたネックウォーマーをとったらものすごく冷たい空気が肺に入ってきて、冷気が喉に刺さったこと以外は、気持ちいい20分jogだった。

 

雪のセントラルパークは、たくさんの子連れの人たちがそりすべりに来ていた。

ランナーもそこそこいて、とても楽しげな雰囲気が漂っていた。

 

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20分jogを終えてから、おそらく800mくらいの距離を3'20"かけて、ゆるーいスピードで流した。

20分かけて体をほぐすとやはりいい具合に体が動くようになるもんで、走り出しは軽いダッシュのような走りができて、とても気持ちよかった。

 

走り終えると、太ももに軽いハリというか、筋肉痛の手前のような痛みがあった。これは久しぶりの運動で筋肉をいい具合に痛めつけた時に生じる痛みであり、これまた心地いいのである。

また、有酸素運動無酸素運動のコンビネーションからくる、肉体的な疲労感もとても久しぶりの感覚だった。

ちょっと酸欠気味で頭が動かない感じ、そしてその酸欠からすぐに回復して、疲れてるんだけどもう一度走り出したくなるような高揚感。

十分に体がほぐれた状態で走ったあとの心地よい高揚感は、いわゆるジョギングにおけるランナーズハイなのかもしれない。

 

ランニングを終えて家に帰り、1時間ほどぐっすりと昼寝をした。これもまたランニングの疲労が効いてとても気持ちよかった。

 

・雪のセントラルパーク

・いい感じにほぐれた体でのダッシュ

・心地よい疲労感

・気持ちいい昼寝

 

という四天王のおかげで、いい走り初めとなった。

 

2016/12/24 - 12/25 Christmas in Boston

12/24

5:40に起床、ドアマンにクリスマスチップを渡して出発。
前日のうちにおにぎりと焼きそばを用意しておいたものの、見事に持ってくるのを忘れる。

地下鉄でペンシルバニアステーションに6時半頃到着。
ダンキンドーナツベーグルサンドイッチとドーナツとコーヒーを購入して電車に乗り込んだ。
 
帰省するのか、たくさんの乗客が列をなしていた。クリスマスプレゼントを抱えている人も多く、ホリデーシーズンを思わせる。

今回の宿は100ドルで確保したシェラトンホテル。ボストンの相場は200ドル程度のイメージなので、かなり割安だ。
恐らく、ホリデーシーズンはみんな自宅で過ごすので宿泊料が低めに設定されているのだろう。

電車の出発が30分弱遅延し、そこからノロノロと4時間半の電車旅となる。

電車の中では、伊集院光深夜の馬鹿力を聴いたり、友人とチャットしたり、音楽を聴いたり、車窓を見てぼーっとしたり、最近会社で起こっていることを徒然に振り返ったりと、普段はなかなか自分の気の向くままに出来ていないことをのんびりして過ごした。これが長時間のアムトラック旅の最大の醍醐味だと僕は思う。飛行機は速すぎるし夜行バスは寝ないといけない。18切符の旅の感覚が一番似ているかもしれない。

11:53、ボストンバックベイステーションに到着。Uberを呼び10分程度で予約していたIsland Cleek Oyster Barに着いた。
Raw oysterを12個と牡蠣のフライをパンに挟んだようなやつを食べた。生牡蠣と合わせて白ワインのボトルを頼み、昼から心底幸せな食卓となった。
久しぶりに、ああ僕はこのために働いてるんだなと思えるくらいの幸福だった。
 

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最近知ったのだが、タバスコは生牡蠣用に作られたソースらしい。確かに生牡蠣を頼んだら付いてきたし、実際合わせてみるととても美味しかった。
 

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食後、ほろ酔いのままそこから歩いて一度ホテルに戻り、荷物を預けてさらに歩いてボストン美術館に移動した。

途中、Boston Philharmonic Orchestraのホールがあり、ショップに少し立ち寄った。中には小澤征爾にまつわる品もあった。
 

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ボストン交響楽団のホールからさらに10分くらい歩いたところにボストン美術館はある。
規模はそこまで大きくないが、モネやゴッホゴーギャンの有名な絵画、それから仏像なんかも置いてあって案外僕のような学のない人間にも楽しむことが出来た。
しかし、やはり美術館は有名な絵を見つけて喜ぶ以外の楽しみ方が出来ず情けない。クリスマスイブに美術館とかかっこいいと思った時点で僕は負けている。
繰り返しになるが、アメリカのクリスマスは家族で家で過ごすのが相場であるようで、美術館もやはりとても空いていた。
 

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美術館で閉館ギリギリの5時まで過ごし、電車Green lineに乗ってGovernment centerまで移動し、Quincy marketを訪れた。ここはフードコートや服屋さんもたくさんあり、港も近いため、普段なら賑わっている場所だが、この日はお店もほとんど閉まっていて、クリスマスツリーの周りにそこそこの人だかりが出来ている程度だった。
そこで、僕らはクリスマスのイルミネーションを撮影し、クリスマスオーナメントショップと真っ暗な海をチラ見して、電車に乗ってホテル方面に引き返し、夕飯を食べることにした。
 

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当初行こうと考えていたAtlantic Fish Companyは予約でいっぱい。そのすぐ近くにあるという理由でLegal seafoodにも立ち寄ったが25分待ちだったため、もう1つの候補だったSummer shackというホテルの目の前のシーフードバーのようなところに向かった。
ここでクラムチャウダー、Buffalo shrimp、Steamed lobster 1lbとボストンラガーの代表、Samuel Adams 1 pintを注文した。
ロブスターは蟹並みに食べづらかったけれども、蟹並みに美味しかった。
 
クラムチャウダー。パンで出来た器のやつを食べたかったのだけどなかった。 

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えび(左)とえびの仲間(右) 

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ホテルに戻り、ようやくチェックイン。ホテルではクリスマス気分を味わうためにルームサービスでチョコレートケーキ(小振り)を頼んだが、その結果ライフを18ドル削られた。

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また、気晴らしにテレビをつけてCartoon Networkを流してみたところ、シンプソンズに近い画風のエクストリームブラックジョークアニメが放送されており、聖夜に下衆な笑いに身を委ねて無事死亡。
暗黒アニメを流しつつ寝落ちした。
 

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12/25

8:00頃起床し、ホテルの浴槽にお湯をためて入浴した。シェラトンホテルの浴槽は自宅のものよりも広くて深く、いつもより心地よい朝風呂に入ることが出来た。

9時頃からホテルのロビーにて朝食。平日は朝食など食べないくせに、ホテルに来ると、宿泊代に含まれてもいない朝食を食べたくなっちゃう癖を早く治したい。
よくあるビュッフェ形式のアメリカンブレックファーストで、ベーコン、スクランブルエッグ、ソーセージ、パンと、シェフがその場で作ってくれるオムレツと、コーヒーやオレンジジュースなどをお腹いっぱいに食べて出発。

 

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前日、Boston South Churchというそこそこ有名な教会に立ち寄ったところ、クリスマスのミサを朝10:00からやっているとのことで、そこに行こうと考えていたのだが、朝食を食べ終えたのが9:50だったので断念。

ホテルの裏手にある、教会でミサをやっているかどうかチェックしたが、そこもミサがあと10分くらいで終わるとのことで断念。

仕方ないので、ホテルから20分ほど歩いたところにある、ボストン聖十字架大聖堂に行ってみるだけ行ってみて、ミサはやってたら参加することにした。

ホテルから大聖堂までの道で、趣あるボストンの住宅街を見ることが出来た。ボストンの町並みは赤レンガで出来た建物と赤レンガの歩道で統一されている。前回の訪問の時も見かけたが、景観に溶け込むシックなセブンイレブンがとても印象的だった。
 

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辿り着いた大聖堂ではたまたまミサやっていて、運良く参加できた。

祭壇の横にはクリスマスツリーと綺麗なイルミネーション。大聖堂もステンドグラスがきれいで、とても華やかなミサだった。
カトリックのクリスチャンの人々が小さな子供を連れてミサに来ている姿には、敬虔なクリスチャンが醸し出すなんともいえない人柄の良さそうな雰囲気を感じ、心が洗われた。
 

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クリスマスのミサで心洗われ、今度はバスと電車を乗り継いでハーバード大学とMITを訪問した。
どちらも、クリスマスで休暇中だったので学生は全くいなかったのだろうけれども、アジア系の人を中心とした観光客で賑わっていた。
 

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余談だが、MITの正面にはチャールズリバーが流れている。この川は流れが緩いからなのか、表面が一部凍っていて、その上を鴨らしき鳥の集団が散歩していた。
 

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MITからさらに1.6kmほど歩いて、昨日行けなかったAtlantic Fish Companyをだめもとで訪問。すると、15時頃に入ることが出来た。
そこで念願のパンの器に入ったクラムチャウダーとロブスターのビスクを頼み、さらにエビとホタテのリゾットを食べた。
ここは評判通り、とても美味しかった。
隣に座っていたお姉さんもSo tastyを連発しているくらい美味しかった。
 
パンの器のクラムチャウダー食べられた! Atlantic Fish Companyというレストラン、すごくよい。

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こうして昼食とおやつの中間くらいの食事でお腹を満たし、16:40にBoston back bay駅からアムトラックに乗ってマンハッタンに戻った。


クリスマスのボストンはやはり全体的にお休みモードで、日本でいうと多分元日のように、ほとんどのお店が閉まっていて、稼働しているのは教会くらいなのだろう。街にもほとんど人は歩いていなくて、閑散としていた。
この週末はそこまで気温も下がらず、天気も初日の日中は雨天だったものの、夕方から翌日にかけては晴れていたので、比較的快適に観光することができた。

ボストンは綺麗な町並みとシーフードが好きな人は是非訪れてみる価値のある土地だと改めて思う。

【Grand Circle】9/24 最終日ラスベガス観光

東向きの窓からHootersのホテル越しにて朝日が見えたが、日の出など見飽きたわと無視して寝続け、9時半に起床。支度を整えて11時前にチェックアウトした。
まずはホテルにスーツケースを預け、ホテル内のカジノでブラックジャックをしながらビールを一本飲んだ。結果160ドルの勝ち。旅の最終日になって運が向いてきているようだ。

賭博。タバコと酒。

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続いてstratsphereという、ラスベガスを象徴するタワーに向かうため、モノレールの乗り場を探すが、なかなか見つからず、MGMホテルの中をうろうろして、フードコートで酢豚とチャーハンと焼きそばとビールを飲食したりしつつようやくたどり着いた。

 

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ノースバウンドのモノレールで終着駅まで行き、10分ほど歩いてタワーにたどり着いた。このタワーには展望台に3つの絶叫マシンとバンジージャンプができる場所が設置されている。入場券は絶叫マシンの利用件と抱き合わせで販売されており、ただの入場料20ドルにプラス5ドルでバンジージャンプを除く1つのアトラクションに乗れる。
僕らはアトラクションに1つ乗れるチケットを購入し、荷物のチェックを受けたあとに108階の展望台へ。

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バンジージャンプ

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僕は絶叫系アトラクションがそこまで好きではないので、妻に2つ乗ってもらうことにした。1つは世界最高所にあるフリーフォール。もう1つは乗り物が展望台の外側にせり出しているレールの上を滑りおりるもの。楽しんでくれたようだったのでよかった。

ギネス認定、世界一高いところに設置されているフリーフォール。

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ひとしきり景色とアトラクションを楽しんだ後は、モノレールの駅近くに戻り、Umami burgerというお店のハンバーガーとチキンテンダーを食べた。このUmami burgerというのは、日本語の旨味から来ている名前で、旨味を追求したバーガーなのだそうだ。バーガーの間にはドライトマトや干し椎茸にチーズせんべいのようなものが挟まっており、確かに旨味を感じた。

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続いてモノレールで来た道を途中まで引き返し、Vanetianという、ベネチアをモチーフにしたホテルに来た。ここはベネチアサンマルコ広場やリアルト橋が再現されており、なんとゴンドラが用意されていて乗ることもできる。

以前、ディズニーワールドのエプコットセンターで同じようにサンマルコ広場の模倣を見たが、それよりは立派だった。

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Vanetianの内部のカジノでタダでジントニックを飲みながら再びブラックジャックをしたあと、荷物を預けているホテルに戻りながら、ラスベガスの目抜通りを見て歩いた。
昨日見た噴水のショーを改めて見たり、アイスを食べたり、コカコーラショップで栓抜きを買ったり、ぶらぶらした。

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ホテルに戻り、タクシーで空港に向かった。空港でのチェックインはスムーズで、荷物を預け手荷物検査を終えてから、会社へのお土産を適当に見繕い、飛行機に乗り込んだ。ユナイテッドの飛行機は激狭で、体を痛くしながら寝た。

空港から見たラスベガスの街

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ニューヨーク到着後の感想は以下の通りです。

・あーニューヨーク着いちゃった。朝5:48

・早朝だし日本食恋しいし、松屋いきてぇなー

・旅は詰め込んで過酷なくらいが精神のリフレッシュにはいいのかもしれん。

・改めてだけど、旅っていいよね。旅という単語がまずいい。旅行っていうより旅っていう方が、中二っぽくていい。

・日本食恋しいので蕎麦を食べました。かき揚げが巨大です。 

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・こういう、体を酷使する無謀な旅をまたしたい。

【Grand Circle】9/23 グランドキャニオントレイル、ラスベガス帰着

今日はいよいよレンタカーを返却する日である。
朝は日の出を見るために5時過ぎに起床し、身支度の後に5時半頃に宿を出発してGrand view pointという箇所で朝日を拝んだ。
今朝は東の空の地平線付近に雲が少しあるものの快晴。美しい朝日を見ることができた。旅の最後の朝日だったので、心身、特に心の健康と自己実現に対するモチベーションの復活をグランドキャニオンの朝日に誓った。

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続いて、宿のチェックアウトをさっくり済ませてBright Angel Lodgeに向かう。ここの裏には、Bright Angel Trailというトレッキングコースがあり、渓谷を1.5マイルほど下りることができる。
1時間くらいかけて、目的のレストポイントに到着した。そこで柿の種、ビーフジャーキーとおーいお茶を飲食し、また来た道を登り返した。

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登り返しの途中、ラバに乗って渓谷を下るツアーに参加している人たちとすれ違った。皆楽しそうにしていて、カメラを向けると表情を作ってくれた。
日本のトレイルでも言えることではあるが、北米のトレイルではすれ違う登山客がとてもフレンドリーで、目が合えば微笑んでくれるし、どこから来たのと言葉を交わすこともある。心地いいコミュニケーションだ。
9時にレストポイントから登り始め、10時半頃にBright Angel Lodgeに帰ってきた。帰り道は日が少し高くなっていて、雲のない空から降り注ぐ強い日光でグランドキャニオンに明瞭な陰影がつけられ、その険しさと巨大さがより際立っていた。
そんな景色を写真を撮ったりタイムラプスを撮影したりしつつ、登りきった。

ラバにのる女性。頭にはGoPro

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登りきった後、妻が昨日このロッジに置き忘れたノースフェースのウィンドブレーカーをlost and finding officeのドロシーさんから獲得。
マーケットプラザに移動してそこのデリで昼食をとった。昼食は、cheesy potato soup, meat ball sub, chili dogを選んだが、量が多すぎて満腹となった。

いよいよ、グランドキャニオンを出発。道端の展望ポイントをチラ見して、グランドキャニオン麓の街でガソリンを入れてからラスベガスに向かった。

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グランドキャニオンからラスベガスまでは約270マイルほど。途中、セリグマンという旧ルート66の通過点だった街に寄ったり、フーバーダムを素通りしたりしつつ、ラスベガスに着いた。

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実はラスベガスの宿だけはどうせ直前でも取れるから安くなるのを待ってから取ろうということで、本日セリグマンで観光中に予約していた。
レンタカーを返し、タクシーで宿に向かうと、そこはラブホテルを10倍巨大化させたようなお城だった。

ラブホ1000%

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宿に荷物を置き、Bellagioというホテルまで歩いて行った。そこで、8時半頃にシルクドソレイユのOというショーの9時半からの回の当日券を購入。1人120ドルが底値であり、なかなか高い。

余談だが、ラスベガスにはニューヨークをモチーフにした、その名も"NEW YORK NEW YORK"というホテルがある。Oのチケット販売員のお姉さんに、あなた方はニューヨーク出身のようだけど、"NEWYORK NEWYORK"は実際のニューヨークと似てるの?と聞かれた。

そのお姉さん、西海岸で育ち、一度も西から出たことがなく、東海岸に行ったことがないそうだ。なんだかアメリカの新しい一面を見た気がする。

日本の関西と関東のように、お互いを行き来する必要がない大都市の出身の人は国内の別の都市のことを異国であるかのように夢想しているのだろう。

そういえば昨日グランドキャニオンのバスの中で京都からきたと思われる女の子が、友達に東京観光をしたことがあるかという話をしていた。関西の人が東京に抱くイメージは、もしかしたらラスベガスの人がニューヨークに抱くイメージに近いものがあるのかもしれない。

いずれにせよ、アメリカ人、世界中の人にとって、ニューヨークは夢の大都会なのかもしれない。

NEWYORK NEWYORKはこんなホテル。部屋どれだよおい。

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Oの会場はこのホテル内にあるので、同ホテルにあるビュッフェレストランで1人40ドルのビュッフェをお腹がパンパンになるまで食べて、シルクドソレイユを鑑賞した。ビュッフェにお寿司があったのは意外だったが、ステーキやカニなど、どれもそこそこ美味しかった。

Oは水をテーマにしていて、曲芸をするステージの下がプールになっている。空中ブランコなんかで宙を舞った演者さんたちはそのままプールに飛び込む演出ができる。
体操のような無酸素運動をしたあとにそのままプールに飛び込んで無酸素を継続するのは相当しんどかろうなと思う。

ちなみに、アメリカのエンターテイメントにありがちな終盤の盛り上がりからのスタンディングオベーションはなく、さっぱりとしたエンディングだったのがアメリカのショーに慣れた身には新鮮だった。

Oを見終えてから、同じホテルの正面にある池で15分に一度やっている噴水のショーを11時過ぎから見学。砂漠の真ん中にあるラスベガスで大量の水を使ったイベントを催すのは富の顕示なのだろうか。

 

シルクドソレイユ。左で誰かも同じような写真を撮ろうとしてますな。 

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Bellagioと噴水のショー

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すべてのショーを見終え、cvs pharmacyでバドワイザーを買って飲みながら帰り、部屋についてからは翌日の準備をすることもなくすぐに休んだ。

【Grand Circle】9/22 グランドキャニオン

5時半頃目覚め、特にシャワーも浴びぬままにまずは日の出を見にMather pointという展望ポイントに向かった。日の出は現地時間の6時過ぎ。天気予報は雨だったが、東の空の雲の切れ間から綺麗な朝日と朝焼けを見ることができた。

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 続いてYavapai pointに移動。ここでも朝日に照らされたグランドキャニオンを見るつもりだったが、雲に覆われてしまったので退散した。

今日は天気予報がサンダーストームだったので、予定していたトレッキングは中止し、ビジターセンターやミュージアムなどの施設と、グランドキャニオンにいくつも点在している展望ポイントを巡ることとしていたのだった。

 Yavapai pointに続いて、ウエストリムの展望ポイントへ行こうとしたものの、道が封鎖されて通れなくなっていた。後でホテルの人に聞いたところ、そこはシャトルバスしか通行できないようになっているということだ。仕方ないので、ウエストリムは日の入を見計らって夕方に行くことにして、一度宿に戻った。

 
宿で朝ごはんにオムレツ、トースト、ソーセージのコンチネンタルブレックファーストを食べ、部屋に戻って10時半まで仮眠を取った。起きてすぐにシャワーを浴びて11時にチェックアウトした。
 
そこからは以下の順番で淡々とスポットを巡った。
・Visitor center

どこの国立公園にもある観光案内所。お土産屋さんの見学と、グランドキャニオンにまつわる歴史のビデオ映画を鑑賞した。

・Yavapai geology museum

ビジターセンターのすぐ裏手にある小さな博物館。グランドキャニオンが地学的にどのように重要かが開設されていたようだが、ちゃんと見学しなかった。

・Lipan point

ここからはグランドキャニオンが特に美しく見えるという。ちょうど晴れ間が射して、とても綺麗だったが、今日は風が強かった。

・Moran point

ここからの景色は確かに素晴らしいが、それはグランドキャニオンのポテンシャルが高いためにどこから見ても綺麗だからなのではないかとも思った。

・Grand view point

渓谷がとても近くに見えて、迫力のある展望ポイントだった。明日はここに朝日を見に来ようと考えている。

・Yavapai point

本日2回目の訪問。今日はサンダーストームの予報だったものが曇り時々晴れになってテンションが上がり、またしても通り道だったので寄ってしまった。

※どのポイントから撮った写真がどれなのか一切分からなくなったため、以下にまとめて貼り付けることとしたい。

 

谷と虹

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グランドキャニオンを削ったコロラド川

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多分コンドルと多分谷

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以上のキャニオン鑑賞を終えてから、Market plazaに移動した。ここはグランドキャニオンのビレッジにあるスーパーマーケットで、お土産、トレッキング用品、食品からデリまで、とにかくなんでもそろう。僕らはここでピザとシーザーサラダを買った後に、すぐ向かいにあるYavapai lodgeにチェックインした。前日の宿と同じく、ここも国立公園内のロッジだ。


ロッジの部屋は天井が高くて解放感があった。天井にはよくリゾートホテルで見るプロペラ的なものがついていた。

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部屋で軽食をとってから日の入を見るために出発。
前日宿泊したBright angel lodgeに車を止めて無料シャトルバスでHopi pointへ。そこで夕陽を見た。風が強くて寒かったが、夕陽を浴びたグランドキャニオンは元の赤色がさらにオレンジがかり、陽の当たる箇所と当たらない箇所のコントラストが美しい。 f:id:ryota8803:20161023053623j:plain


夕陽を見終えたら、バスと車を乗り継いでまた宿に戻り、マーケットプラザでビールとワインと、ビーフジャーキーとパストラミサンドイッチとアイスクリームを買って夕飯代わりに食べた。
 
明日はまた日の出を見るので早寝早起きしないといけない。

【Grand Circle】9/21 アンテロープキャニオン、そしてグランドキャニオンへ

朝は8時半まで寝ているつもりだったが、宿の廊下に響くけたたましい中国語やバイクのエンジン音で少し早めに目が覚めてしまった。

 

ホテルで朝食にベーグルを食べて、まずはHorseshoe Bendという、崖の間を川が馬の蹄型にカーブしている場所を見に行った。柵もないところに大勢の観光客がいるのはとてもスリリングだ。

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続いて少し道に迷いながらもアンテロープキャニオンのツアーの集合場所に到着した。
余談だが、今回の車には、ハーツが提供してくれるNever lostというカーナビが付いているのだが、今朝のナビゲーションも数マイルしか離れていない地点に行くために謎の大迂回をさせようとしてくるため、しばしば道に迷いそうになる。ハーツには、Yes lostに名前を変えることをオススメしたい。

 

アンテロープキャニオンは普段は枯れている川に時折流れる鉄砲水によって削られた狭い渓谷で、いくつもの曲線を組み合わせた複雑な造形をした谷であり、その谷を歩いてみてまわることができる。
まずは川の上流にあるアッパーアンテロープキャニオンのツアーに参加した。
12時に招集がかかり、バンピーなオフロードを、トラックの荷台に載せた観光客を弾ませながら10分ほど進み、アッパーアンテロープキャニオンに辿り着く。そこから1時間ほどかけ、歩いて谷を見学する。光の差し込み方で、岩の色が赤からオレンジへと変わり、写真好きの心をくすぐるスポットだなと感じた。
このツアーも、モニュメントバレーと同じく、ナバホ族の青年と思われる人が案内してくれた。彼は僅かなの日本語の単語とおそらくアンテロープキャニオンに特化していると思われる高度な写真撮影技術を有していた。

こんな風に写真を撮りながら歩く。

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モニュメントバレーのサンセットに見えるという写真をガイド君が撮ってくれる。

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続いて2時前には下流にあるロウアーアンテロープキャニオンに移動、こちらでも、今度は歩いて行くことのできるツアーに参加した。こちらも陽気なナバホ族(推測)の青年が高度な写真撮影技術で僕たちを楽しませてくれた。

ガイド君の作品1 ジョーズ

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ガイドくんの作品2 髪を風になびかせる女性

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ロウアーサイドはツアー客がとても多く、僕らのツアーはボストンから来た女性2名と、それぞれバーレーン、フランス、スロバキアから来たカップルの10名だったが、前方には中国人の大群、後方には韓国人の軍団が押し寄せてきていた。

今回の旅で感じるが、やはりアメリカの国立公園といえど、中国人はどこにでもたくさんいる。とはいえ、世界的にも有名な観光地なだけあり、イギリスやドイツといった、ヨーロッパから来ている人もとても多い。

 

3時半にツアーが終了し、一度Pageに戻ってメキシカンレストランでケサディア、ナチョス、Taquitosを食べてグランドキャニオンに向けて出発した。

 

量多すぎて胸焼けしたよ

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グランドキャニオンまでは120マイルほど。途中グランドキャニオンの展望所に少し寄ったりしつつ、トータルで2時間半かけて、本日の宿であるBright Angel lodgeに着いた。ここは国立公園内の宿なのだが、園内のホテルはなかなか取りづらいというのが一般的な中で、幸運にも泊まることができた。

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僕は夕方に食べたメキシカンで胸焼けしていたので、宿のバーでビールを2杯とズッキーニとマッシュルームのフライ、ホットドッグを二口くらいずつ食べ、部屋に戻り就寝した。

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